防災の基礎知識

風水害への対策

風速と被害

強風は、風自体の速度とあいまって雨や砂・ほこり、石の細かな粒や破片などがいっしょに吹き付けるため、風速そのものより大きな破壊力を持っています。

表に示した風速は、10分間の平均風速です。風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速の1.5倍から3倍以上になることがあります。

「強い風」や「非常に強い風」以上の風が吹くと予想される時は強風注意報や暴風警報を発表して警戒を呼びかけます。 なお、注意報、警報の基準は地域によって異なります。

この表を使用される際は、以下の点にご注意下さい。

  1. 風速は地形や廻りの建物などに大きく影響されます。風速は、風速計が置かれている地点での観測値ですが、同じ市町村であっても周辺の地形や地物の影響で風速は異なります。
  2. 風速が同じであっても、対象となる建物、構造物の状態や風の吹き方によって被害が異なる場合があります。この表では、ある風速が観測された際に、通常発生する現象や被害を記述していますので、これより大きな被害が発生したり、逆に小さな被害にとどまる場合もあります。
  3. この表は主に近年発生した被害の事例から作成したものです。今後新しい事例が得られたり、表現など実状と合わなくなった場合には内容を変更することがあります。
風の強さと吹き方(気象庁による)

(平成12年8月作成・平成14年1月一部改正・平成19年4月一部改正)

平均風速(m/秒) おおよその時速 予報用語 速さの目安 人への影響 屋外・樹木の様子 車に乗っていて 建造物の被害
10以上15未満 〜50km やや強い風 一般道路の自動車 風に向って歩きにくくなる。傘がさせない。 樹木全体が揺れる。電線が鳴る 道路の吹流しの角度、水平(10m/s)、高速道路で乗用車が横風に流される感覚を受ける 取り付けの不完全な看板やトタン板が飛び始める
15以上20未満 〜70km 強い風 高速道路の自動車 風に向って歩けない。転倒する人もでる。 小枝が折れる 高速道路では、横風に流される感覚が大きくなり、通常の速度で運転するのが困難となる ビニールハウスが壊れ始める
20以上25未満 〜90km 非常に強い風 しっかりと身体を確保しないと転倒する。 車の運転を続けるのは危険な状態となる 鋼製シャッターが壊れ始める。風で飛ばされた物で窓ガラスが割れる
25以上30未満 〜110km 立っていられない。屋外での行動は危険。 樹木が根こそぎ倒れはじめる ブロック塀が壊れ、取り付けの不完全な屋外外装材がはがれ、飛び始める
30以上 110km〜 猛烈な風 特急列車 屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる

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